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「ジーンズは育てるものだ。」
ジーンズ
リーバイス501の生デニムを買って、風呂に浸かって体に馴染ませる。洗わず穿き続けて、自分だけのアタリを出す。エドウインの503、ラングラー、リーの農夫ジーンズ──どのブランドを穿くかで、その人のスタンスが見えた時代。古着屋の段ボール箱をひっくり返してヴィンテージを探し、膝の穴をわざわざ開けてハサミを入れた。藍が抜けて白くなるほど穿き込んだ一本は、どんな新品より格好よかった。デニムの匂いと、試着室の蛍光灯の白さが、あの頃の土曜の午後に戻してくれる。
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