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「さあ、どっちにしますか?」
どっちの料理ショー
木曜夜9時、関口宏がその一言を放つ瞬間、スタジオが静まり返る。松坂牛か、鮑か。伊勢海老か、フォアグラか。タレントがプレゼンで涙をにじませるほど食材を語り、三宅裕司が絶妙な煽りを入れる。判定ボードがゆっくりひっくり返る、あの緊張の数秒。夕食を済ませたはずなのに、胃袋が疼いた。1997年から2006年まで、日本テレビの木曜を支え続けた『どっちの料理ショー』は、料理番組でありながら、食を語る人間の情熱を見せる番組だった。どっちを選んだか、今でも覚えている回がある人はいる。
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