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「あたり前田のクラッカー!」
てなもんや三度笠
藤田まことが刀の代わりにクラッカーの箱を掲げるたびに、日本中が笑った。1962年から6年間、日曜夜の茶の間を支配した『てなもんや三度笠』——あんかけの時次郎とその仲間が繰り広げる珍道中は、白黒からカラーへと時代が変わっても変わらない笑いの体温を持っていた。前田製菓の一社提供という枠組みが生んだ最高の流行語は、そのままCMコピーとして商品を売り、番組を象徴した。関西お笑いの遺伝子がここにある、と言い切れるほどの熱量があった。
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