「そごうの袋を持っていると、少し大人になれた。」
あの臙脂色と金のロゴが入った包み紙は、贈り物に「格」を与えた。大阪発の老舗百貨店・そごうは、横浜、千葉、広島、神戸と全国に旗艦店を構え、バブルの熱気の中で日本中の街角に立ち続けた。デパ地下の試食コーナーを渡り歩くのが土曜の楽しみで、屋上には小さな遊園地があって、エレベーターには制服姿の案内係がいた。2000年の民事再生法適用、そして各地の閉店——そごうの扉が閉まるたびに、街のシルエットが少し変わった。お中元の季節になると、あの紙袋の手触りを思い出す人がいる。
そごう (旗艦各店)とは。 そごうとは、1830年に大阪・心斎橋で創業した日本の老舗百貨店チェーンであり、横浜・千葉・広島・神戸など全国に旗艦店を展開したが、2000年に民事再生法を申請し、2009年に西武百貨店と合併して「そごう・西武」となった。
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A. 大阪・心斎橋。1830年に十合伊兵衛が「十合呉服店」として創業したのが起源。
A. 2000年7月に民事再生法を申請。負債総額は当時の国内流通業史上最大規模とされた。
A. バブル期における積極的な出店・不動産取得による過大な有利子負債の累積が主因とされている。
A. 2009年8月に西武百貨店と合併し「そごう・西武」となり、「そごう」を冠した店舗は現在も一部存続している。
A. 1985年に開業。当時日本最大級の売場面積を誇るそごうの象徴的旗艦店だった。
Q. そごう・西武とは?
A. 2009年にそごうと西武百貨店が合併して誕生した百貨店チェーン。旧ミレニアムリテイリング傘下で設立された。
A. 堤清二が率いたセゾングループ系の大手百貨店。池袋本店を中心に展開し、そごうとの合併で「そごう・西武」となった。
A. 1986年末頃から1991年初頭まで続いた日本の資産価格急騰期。そごうの積極出店もこの時期に重なる。
Q. 民事再生法とは?
A. 経営危機に陥った企業が事業を継続しながら債務を再建するための日本の法律。2000年施行で会社更生法より手続きが簡易。
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